こんにちは、失敗させない四柱推命鑑定師の石橋ゆうこです。四柱推命の世界へようこそ!
大坂なおみ選手、この度の全米オープンでのグランドスラム達成おめでとうございます!
今まで、日本人として誰も成しえなかったこと、すばらしい偉業です!\(^o^)/ 弱冠二十歳のシャイな笑顔のどこにそんなパワーが秘められているのでしょう?
四柱推命的見解から覗いてみましょう。
まず、命式を見て中央に位置しているのが、「劫財」です。
そして「偏官」というとても強い星が並んでいます。
この「劫財+偏官」の並びを「官殺」と呼んでいます。ちょっと恐ろしい名前ですよね?
そこに「冠帯」という世に押し出されるという強い星もついています。
「偏官」の強さ、動きが、「劫財」のパワーが隠してしまうという形で、官の星が自我を殺す(隠す)という意味がありこの並びは、「官殺」と呼ばれています。
偏官、劫財を含めて10個ある星の中では、この二つの星は、横綱級に強い星なんですが、その星が二並びです。
その並び(劫財+偏官+冠帯)を持つ人は、並外れた大物と言えます。
偏官は、行動力、戦い、逆境に置かれるほどに燃える、といった不屈の精神力を意味する星。偏官の星は、錦織圭選手もお持ちです。
劫財は、自我が強く前に出ようとする星なのですが、そのパワーを偏官という星が抑える形となります。
ですから、劫財+偏官の人は、一見、大人しそうで、紳士淑女風に見えるのですが、実は、とてつもなく強いマインドを持っていることになります。強い犬は、キャンキャン吠えないでしょう? それと同じ、いつも何気ない装いで堂々としています。しかし、いざとなるとものすごい力を発揮する。
不撓不屈です。そうなったら、だれも止めることはできません。
普段は、その凄みを出しません。昔のやくざ映画に出ている高倉健さんみたいな感じでしょうか。
女性で言えば、若い方はわからないかもしれませんが、藤純子さんが演じた小股の切れ上がったいい女。。
これイメージですよ。世が世なら、花魁道中でも張ってしまえるほどの度胸と強かさがある女性です。かっこいいですよね! ハンサムウーマンってかんじでしょうか?
この劫財を中央に持っているアスリートは沢山います。
代表的なのは、スケートの羽生弓弦選手です(羽生選手は、劫財+傷官です)。満身創痍の中での平昌オリンピックでのゴールドメダル。人々に与えた感動は計り知れません。本人の努力は想像もつかないレベルであるはずなのに、それを感じさせない強さ。それが劫財の凄みなんです!
劫財という星は、並外れたスケールがあり、人となじむことを良しとしません
。孤高の人となって初めて輝き始める星なんです。ここまで上り詰めるには、相当の努力やご苦労があったと思います。
でも、見た目には、淡々とやりぬいてしまうように見えるんです。
ですから、大坂選手は、シャイではなく、ものすごい度胸の持ち主なんです。
さらに劫財の下には、冠帯という強く世に出る星、そして印綬という劫財を輝かせる結果を得るという星が付いています。
内面には、優しく物事を深く考える星がならんでおり、そのギャップが彼女の魅力となっています。
今年は、結果を得る(賞を受ける)ということを意味する印綬の二並び、今までの努力が花開きました。
来年は、倒食という並びとなります。
疲れから、怪我をしたり精神的なストレスを抱えたりすることのないように、今のままでリラックスして過ごしていただきたいです。
劫財+偏官(官殺)は、その強さから人生に波乱を呼ぶと言われています。強さゆえの波に翻弄されることのないようにと願ってやみません。
劫財+偏官の並びを持っている女性・有名人をご紹介しましょう。
デビィ夫人です。
彼女の人生の天変変異は凄まじいはずですが、どことなく凄みまで感じるほどの度胸魂を感じます。
何があっても決して動じることはありません。あっぱれです。
また、先日お亡くなりになった名女優、樹木希林さんは、比肩+偏官(冠帯)というよく似た星をお持ちです。
比肩も劫財も同じ働きをする自我の星です。
希林さんも決して穏やかとは言えない人生だったかもしれませんが、弱音を吐かず、後ろも向かず、しなやかに生涯を全うされました。やはりあっぱれな女性です。
今、一気に世界中の注目と脚光を浴びている弱冠二十歳のなおみさん。どうぞ、順風満帆な人生に幸あれと願います!
芸能人、スポーツ選手、政治家など、成功しているかに見える人たちも、彗星のごとく現れたと思ったら、消えてしまったり。努力の末にやっと夢を手にしたり。人生いろいろとはいうものの、似たような生きざまを見せる人は、四柱推命的に見ると、意外な星並びの共通点が多いものなんです。これからも、そんな不思議を紐解いてまいりますね。
人は、宇宙のパワー(波動)によって生かされているんだということを少しでも気づき明日への希望や勇気につなげて頂けたらと思います。
皆様もご自分の生まれ持った星を知り、このコラムをより良い人生を送るヒントとしてご活用くだされば嬉しいです。